地震以降、電力需給の件に絡んでサマータイム導入を提起する人が出てきてる。
賛否両論あるだろうけど、「時計を1時間ずらす」という意味なら個人的には反対だなぁ。
なぜなら、日本においてこの時期に「時計をずらすサマータイム導入」はデメリットやリスクが多すぎると思うから。
日本の世の中を支えてるコンピュータシステムには少なからずUTC(協定世界時)以外のローカルタイムスタンプを使用していると思う。
もちろん「日本の世の中を支えてるコンピュータシステム」を全て知っているわけではないので多分に私見。
もしどこかのシステムで継続時間の計算が「終了時間-開始時間」って設計になっていたらそこは修正が必要。
電車のダイヤは切り替わりのタイミングでどうするのか。仮に翌日の始発からサマータイム運行にするとして1時間とか短くなる準備・整備・待機時間で対応できるのか?
データベースとかでIDがyyyymmddhhnnss形式とかで時系列になっている判定をするシステムで対応はできるのか?
とか。
大規模なシステムは将来的なサマータイム導入も視野に入れた設計かもしれないけど、中小規模のシステムでちょっと昔のものはそうなってはいないはず。
現実には、実際サマータイムを導入している国もあるわけで、何かしらの解決手段はある。
でもその手段を実行するにあたっては、全ての関係者がサマータイムで何が起きるかを理解しないといけない。
コンピュータシステムであれば設計者からプログラマまで全ての人がそのシステムで起こりうることを想定しないといけないし、
日常生活においても一般の人全てがいろいろなものがどう切り替わるのかをある程度は知ってないといけない。
日本で生活している人にとってサマータイムに関する理解や経験が浅いのは明らか。
戦後の一時期を例外として導入したことがないんだから。
それこそ「想定外」のシステムエラーや混乱が起きるんじゃないか。
僕らは、サマータイム導入で起きうるすべてのことを想定するだけの経験を決定的に持ち合わせていない。
この夏までに導入の是非や想定の議論にエネルギーを費やすくらいなら他にやるべきこと・やらなきゃいけないことがあるんじゃないか。
本当に良い制度なのであれば、社会的な余裕ができてからじっくり熟慮して導入すればいい。
そんなふうに考えてます。
導入の効果についてもいろんな意見があるみたいだけど、そこについてはあまり考察をしていないのでここでは触れないってことで。
「活動時間の前倒しが節電になる」っていう明確な説明ってあるのかなぁ。これも反対意見が出てきてそもそも論で紛糾しそう。。。
ただ、活動時間の前倒しが節電につながるのであれば、可能な企業や組織単位で局所的にタイムスケジュールを前倒しすればいい。
9時~5時だった活動時間を8時~4時にするとか。
節電効果がドカンと出る妙案はないものか。。。やっぱり地道な節電の積み重ねか。
珍しく社会的なトピックについて書いてしまったなぁ。
とりあえず今のところ水はあるから、今年は打ち水とか水風呂とかが流行るのかな。
扇風機の後ろ面に濡れタオルを置くとかでも効果あるかなぁ。やったことないからこの夏は試してみよう。
ちなみにねずみやの中では「サマータイム→Mr.サマータイム→サーカス」というシナプス連結がありまして。
まぁたしかにMr.サマータイムも名曲かもしれないけど、個人的な好みとしてはWOMAN IN LOVEに入ってる「風色のメッセージ」がいいなぁ。
一時期カセットテープでヘビーローテーションだったー(ってずいぶん昔・・・)。