ねずみやにできること

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(4月1日正式名称は「東日本大震災」になりました)の被災に対して、ねずみやとしてできることを考えてきました。
その中でまずひとつ、中期プランができましたので掲載します。
他にできることがないか、引き続き考えます。

概要

 被災地域のチーム・グループは、音澄屋のよさこい系の既存楽曲を2014年末まで無償でお使いいただけることとします。

実施対象・方法

  1. 被災地域の方は音澄屋に直接お問い合わせいただければ対応いたします。
  2. 被災地域でよさこい系の活動をされている親類縁者・知人がいらっしゃる被災地域外の方もどうぞお問い合わせください。
  3. 上記に該当しない場合でも復興に貢献できる場合はできる限りの対応をいたします。

詳細・経緯

 被災の程度によって、今はよさこいどころではない地域が数多くあるのはたしかです。ただ、程度の大小を問わず、今後すべての地域が復興に向けて動き出します。
 今までの事例・実績から見ても、グループや地域の交流・結束に対するよさこいの寄与が十分にあることは明らかで、みちのくYOSAKOIまつりYOSAKOIソーランジュニア東日本大会をはじめとしたよさこい系の活動が根付いている今回の被災地域では、これらの活動が復興に向けたプロセスにおいて少なからぬ貢献をするものと考えます。
 ただ、実際によさこいの活動をするにあたっては楽曲や衣装の制作など、経済的な支出を要するものも少なくありません。それらの支出を少しでも多く復興のために回していただけるよう、楽曲の無償提供を検討いたしました。
 新規楽曲の無償制作も選択肢としてありますが、新たに制作できる楽曲の数にも限りがありますし時間もかかりますので、これについては追って検討するとします。それに先立ちまして、まずは既存の楽曲を使用していただけるようにいたします。既存の曲は、正確な数は自分でも把握しておりませんが300曲以上はあるので、そのほうが貢献できる機会が増えるであろうという判断です。
 具体的な手順については追って整備します。お問い合わせ・ご意見等はまずご連絡いただければと思います。

備考

 今回の対応にともない、楽曲の権利関係に関するルールに一部変更を加えます。具体的には、1ページ目の上部「チームの皆さんの知らない場所で曲が使用されることの無いよう」という項目に条件が加わります。この根拠は2ページ目の10行目「音澄屋の判断により楽曲を使用することが望ましいと考えられる場合」に今回のケースが該当する、というものです。

注:

  • ここで「被災地域」とは、青森・岩手・宮城・福島・茨城の5県を指すものとします(2011年3月15日現在)。状況によってこの地域を変更することがありますが、縮小することはありません。また、この地域外であっても地域内同様の被災をしているような場合には個別に対応します。
  • プランの期限である「2014年末」は現時点(2011年3月15日)でのコミットです。状況によってこの期限を変更することがありますが、短縮することはありません。
  • 「よさこい」という言葉の使用方法については意見の分かれるところかもしれませんが、高知のよさこい祭りを起源として全国に派生している鳴子踊りの総称として、ここでは、一般的に用いられている「よさこい」という言葉を使用しました。
  • 権利関係ならびに他の理由によって既存楽曲の中で使用できないものもあることをご了承ください。