環境に応じた動作の設定

IPアドレス

ネットワークアダプタごとにIPアドレスを指定することができます(DHCPの設定も可)。
この設定変更は管理者権限が必要なので、設定はバックグラウンドでは行われず、タスクバー付近にIPアドレスの設定変更を通知するバルーンウィンドウが表示されます。また、実際の設定にあたりユーザ権限の確認画面が表示されることがます。
「通常はDHCPの設定だが特定の環境では固定IPを指定する」などの設定を行います。

プロキシサーバ

プロキシサーバの指定をすることができます。
これはInternet Explorerの「ツール→インターネットオプション→接続→LANの設定」にて指定できる項目です。厳密にはシステムの設定ではなくアプリケーションの設定なので管理者権限は不要です。よって設定はバックグラウンドで行われます。
Internet Explorerの設定ですが、多くのアプリケーションでこの設定を利用して通信を行なっています。

自動構成スクリプト

自動構成スクリプトのファイルURLを指定することができます。
上記プロキシサーバ同様Internet Explorerの設定を変更できます。

通常使うプリンタ

デフォルトで使用するプリンタの設定を変更することができます。
自宅・会社など、コンピュータを使う場所によってメインで使用するプリンタが変わるときに、その設定を登録しておくことで印刷時の手動設定の手間が省けます。

スタートアップ

条件によって環境が判別されたときに自動的に起動するアプリケーションがある場合に、この項目で指定することができます。
PrismMEMがスタートアップに登録されていれば、コンピュータの起動時に条件によって判別された環境ごとに異なるアプリケーションを起動させることができます。
公衆無線LAN環境ではブラウザで認証画面に進まなければならない場合はブラウザをPrismMEMのスタートアップに登録しておくと便利ですし、仕事場でコンピュータを起動したときにはメーラが自動的に立ち上がる設定など、環境によって必ず起動するアプリケーションがある場合に便利です。

アプリケーションウィンドウ

起動したアプリケーションに応じて動作を設定することが可能です。
正確にはアプリケーションの実行ファイルではなく、アプリケーションウィンドウのクラス名やタイトル文字列によって判別されます。
指定したクラス名やタイトルのウィンドウが表示されたときには、そのウィンドウの表示位置をすることができます。これによってアプリケーションを自動的に指定したサブディスプレイに移動して表示させることが可能です。
また、指定したアプリケーションが起動されたときに「通常使うプリンタ」を変更することも可能です。特定のアプリケーションのみ別のプリンタを使うという場合にはここで指定することができます。