環境判別設定ユーティリティPrismMEM(Prism Multi Environment Manager)概要
現在公開中の最新版は0.5.1です。
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パソコン、特にノートパソコンを持ち運んでいろいろな場所で使う場合、環境によって起動時に細々と設定の手間がかかります。
例えば・・・
- 仕事場と自宅ではそれぞれ別のプリンタを「通常使用するプリンタ」に指定したい
- 公衆無線LAN環境ではWeb認証が必要なので特定のWebページを起動時に開きたい
- 特定の状況ではネットワークの「自動構成スクリプト」や「プロキシ」を指定したい
- ディスプレイが複数枚あるときに特定のアプリケーションをはじめから拡張ディスプレイに表示して起動したい
- 特定のアプリケーションが起動されたときに「通常使用するプリンタ」を変更したい
などなど。。。
自宅・仕事場・出張先や旅行先のホテル・公衆無線LANがある喫茶店・など様々な場所で使用されるノートパソコン。また、様々な環境で外付けHDDを接続をするという使い方もあるでしょう(筆者の場合、大学等で講義をすることがある関係で外付けHDDを出先のコンピュータに接続する機会は非常に多いです)。
PrismMEMは、上記のようにネットワーク環境もプリンタ環境もディスプレイの数も異なることがある様々な環境でコンピュータを使用する際に、それぞれの環境に合わせた設定を自動的に呼び出せるユーティリティです(筆者の実際に使用している方法は下部にまとめます)。
操作自体は簡潔ですが、ネットワークの仕組みやアプリケーションウィンドウの仕組みなどの前提知識が必要な部分もあるため、コンピュータ中級者以上が使用・設定されることを想定しています。
ダウンロード・インストール・使用は無料&登録不要で行うことができます。一部機能制限があります。機能制限を解除するには認証を行う必要があります(認証は有料です)。
ちなみにアプリケーションの名称「Prism」は、入ってくるのは一筋の光でも分岐して様々な色になるプリズムが、環境を判別して分岐するこのアプリケーションの概念と似ているということから命名しました。
筆者の実際の使用方法
ノートパソコンの設定(PrismMEMをスタートアップに登録しているので起動時に環境判別を行います)
- PCの起動時にアプリケーションも標準モードで自動起動
- 某所ではネットワークのログインにWeb認証が必要なため、該当する無線LANに接続していたらブラウザを起動
- 別の某所ではWeb認証のURLが決まっているため特定のURLをブラウザで起動
- さらに別の某所では「自動構成スクリプト」の設定が必要なのでそれを行う
- docomoの公衆無線LANに接続する場合にもWeb認証が必要なのでブラウザを起動
- 自宅と事務所で「通常使用するプリンタ」の設定を変える
- マルチディスプレイの時にはアプリケーションが表示される画面を自動的に指定したサブディスプレイに
- 特定のアプリケーションが起動したときには「通常使用するプリンタ」の設定を変える
- 環境に応じてPC起動時に自動起動するアプリケーションを変える
- 事務所の無線LANに接続している場合は有線LANのIPアドレスをDHCPではなく固定で設定する
- などなど・・・
外付けHDDの設定(HDDのルートフォルダにPrismMEMのショートカットを作成しはじめに実行することで環境に応じて複数の操作を自動的に行います)
- HDDを接続したらショートカットを使用してモバイルモードで手動起動
- 講義を行う場所によって教材のフォルダ分けをしているのでそのフォルダを自動的に開く
- 「タスクバーを自動的に隠す」設定を有効にする
- 講義に有用なツール(「zoomit」「DropBox Portable」など)を起動する
- ブラウザを開く
- などなど・・・
筆者はこんな感じの設定をして使用しています。